眼鏡技術者国家資格推進機構が「眼鏡作製職種」技能検定試験制度の概要を発表

眼鏡技術者国家資格推進機構(代表幹事:岡本育三)は、2021年8月25日(水曜日)の16時10分から、東京・新橋にある第一ホテル東京21階のルミエールにおいて記者会見を行い、「第22回臨時幹事会報告、及び推進機構の活動状況について」の発表を行いました。

会見では、「眼鏡作製職種」技能検定試験制度について、これまでの経緯や現状に対して下記のような説明がありました。

「眼鏡作製職種」の技能検定試験制度は、2021年4月27日に技能検定「眼鏡作製職種」の職種新設及び公益社団法人日本眼鏡技術者協会を指定試験機関に指定もらうための申請書が同技術者協会から厚生労働省に提出されました。
その後、職業能力開発専門調査員会で審議され、今年6月18日にはパブリックコメントが実施され、労働政策審議会人材開発分科会への諮問等が行われました。

そして2021年8月13日に技能検定「眼鏡作製職種」の職種新設等に関する「職業能力開発促進法施行規則」および「職業能力開発促進法第47条第1項に規定する指定試験機関の指定に関する省令」の改正が行われ、「眼鏡作製技能士」という国家資格が誕生しました。
これと同時に、公益社団法人日本眼鏡技術者協会がその指定試験機関となり、試験業務を実施することになりました。

今後は、同技術者協会において「眼鏡作製職種」の学科試験の受検申込受付が12月初旬より開始され、学科試験を2022年4月に実施。
さらに学科試験合格者を対象にした実技試験を、2022年7月下旬から9月中旬に実施することが予定されています。

その概要については以下の通りとなるそうです。

  

   

【技能検定とは】
「技能検定」は、職業能力開発促進法(昭和44年法律第64号)に基づき、労働者の技能と地位の向上を図ることを目的として、労働者の有する技能・知識の程度を検定し、これを公証する国家検定制度。
合格した者は「技能士」と称することができます。

【眼鏡作製職種とは】
「眼鏡作製職種」は、多様化・高度化する顧客のニーズに伴い、「適切な診断・治療」と「適切な眼鏡作製」の双方の実現に向けて、眼鏡技術者が眼科専門医と連携しつつ、国民により良い眼鏡を提供し、目の健康を守れるよう、眼鏡作製の技能を高めていくことを目的とし、眼科専門医との連携を含め、眼鏡を必要とする顧客が視力補正用眼鏡等を選択し購入する際に、眼鏡店において行われる、視力の測定、レンズ加工、フレームのフィッティング等の業務について検定を実施する。

   

【試験の内容について】
■1級
 〇学科試験=50問(90分)選択式(多肢択一法)
 〇実技試験=視力の測定(30分)、レンズ加工(25分)、フィッティング(20分)

■2級
 〇学科試験=50問(90分)真偽法(25問)+選択式(多肢択一法25問)
 〇実技試験=視力の測定(30分)、レンズ加工(30分)、フィッティング(30分)

学科試験】
■受検資格:
 〇1級
  ① 2級の技能検定に合格した者であって、合格後、眼鏡作製に関する業務に2年以上の実務経験を有する者
  ② 眼鏡作製に関する業務に5年以上の実務経験を有する者
  ③ 3年制以上の全日制眼鏡専門学校を卒業した者又は当該専門学校を卒業する見込みのある者であって、公益社団法人日本眼鏡技術者協会会長が受検を認めた者
  ④ 3年制以上の全日制眼鏡専門学校と同等以上と認められる外国の学校を卒業した者であって、公益社団法人日本眼鏡技術者協会会長が受検を認めた者
 〇2級
  ① 眼鏡作製に関する業務に2年以上の実務経験を有する者
  ② 2年制以上の通信制眼鏡専門学校を修了した者
■受付期間:2021年12月初旬~2022年2月末(1級、2級とも)
■受付方法:
 ①インターネット及び郵送による申請
 ②申し込み方法は、「個人申込」と「団体申込」の2種
■受検手数料:8,900円(1級、2級とも同額。非課税)
 (クレジットカードによるオンライン決済、銀行振込、コンビニエンスストアでの支払い、「団体申込」は請求書による一括払い)
■試験実施時期:2022年4月中旬
■試験会場:全国8会場(札幌・仙台・東京・鯖江・名古屋・大阪・岡山・福岡)
■合格発表:2022年5月下旬にホームページで公開、本人に通知

【実技試験】
■受検資格:
 〇1級:1級の学科試験に合格した者(※)
 〇2級:2級の学科試験に合格した者(※)
 (※ただし当該学科試験に合格した日の翌日から起算して3年を経過する日の属する年度の末日までに行われる実技試験を受検する場合に限る)
■受付期間:2022年6月初旬~6月末(1級、2級とも)
■受付方法:インターネット及び郵送による申請
■受検手数料:3科目で29,900円(1級、2級とも同額。非課税)
 科目別では、視力の測定が11,500円、レンズ加工が9,200円、フィッティングが9,200円
 (クレジットカードによるオンライン決済、銀行振込、コンビニエンスストアでの支払、「団体申込」は請求書による一括払い)
■試験実施時期:2022年7月下旬~9月中旬
■試験会場:全国7会場(札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・岡山・福岡)
■合格発表:2022年11月中旬にホームページで公開、本人に通知

   

【認定眼鏡士に対する試験の免除基準】
 ※2022年3月末現在で認定眼鏡士(S・SS・SSS級)の有資格者はこちらを参照。

■SSS級認定眼鏡士(※1)
1級眼鏡作製技能士特例講習を受講し、修了試験に合格した者(※4)は、1級の学科試験と実技試験を免除。

■SS級認定眼鏡士(※2)
1級眼鏡作製技能士特例講習を受講し、修了試験に合格した者(※4)は、1級の学科試験と実技試験を免除。

■S級認定眼鏡士(※3)
2級眼鏡作製技能士特例講習を受講し、修了試験に合格した者(※4)は、2級の学科試験を免除(※5)。

実技試験の科目免除
 ①1級実技試験の一部試験科目に合格した実績は、当該試験科目に合格した日の翌日から起算して3年を経過する日の属する年度の末日まで有効とする。
 ②2級実技試験の一部試験科目に合格した実績は、当該試験科目に合格した日の翌日から起算して3年を経過する日の属する年度の末日まで有効とする。

(※1)公益社団法人日本眼鏡技術者協会が認定するSSS級認定眼鏡士制度は、2022年3月末までの実施をもって終了する。
(※2)公益社団法人日本眼鏡技術者協会が実施するSS級認定眼鏡士試験は、2022年3月末までの実施をもって終了する。ただし、3年制以上の全日制眼鏡専門学校を卒業した者であって、当該専門学校が実施する認定試験に合格した者に対して、同協会が行うSS級認定眼鏡士の資格認定については、2026年3月末までの実施をもって終了する。
(※3)公益社団法人日本眼鏡技術者協会が認定するS級認定眼鏡士制度は、2022年3月末までの実施をもって終了する。ただし、2年制以上の通信制眼鏡専門学校を修了した者に対して、同協会が行うS級認定眼鏡士の資格認定については、2024年3月末までの実施をもって終了する。
(※4)当該特例講習を受講し、修了試験に合格した日が2027年3月末までのものに限る。初年度の特例講習会は、受付が2022年3月初旬~5月末、講習会は7月中旬に実施し、修了試験は講習会終了後に行う。結果発表は11月中旬を予定。
(※5)2級眼鏡作製技能士特例講習の修了試験に合格した日の翌日から起算して3年を経過する日の属する年度の末日までに行われる実技試験を受検する場合に限る。

    

【技能検定試験の担当窓口】
 ※試験に関する問い合わせも受付中。

■(公社)日本眼鏡技術者協会 本部・東京事務所
 〇本部
  ▽住所:〒532-0003 大阪市淀川区宮原1-2-6 新大阪橋本ビル9階
  ▽電話:06-4807-5070
  ▽FAX:06-4807-5009
 〇東京事務所
  ▽住所:〒103-0026 東京都中央区日本橋兜町19-8 八重洲KHビル2階
  ▽電話:03-6265-1821
  ▽FAX:03-6231-0084

■(公社)日本眼鏡技術者協会のホームページ
 同技術者協会のホームページ(https://megane-joa.or.jp/)から「眼鏡作製技能士」のページにアクセスできるリンクが今後設けられる予定です。
 ※専用ページは2021年11月頃に開設の予定。