インターメスティックがロービジョン向け網膜直接投影型アイウェアを横浜市立盲特別支援学校などに寄贈

メガネブランド「Zoff(ゾフ)」を運営している株式会社インターメスティック(本社:東京都港区)は、業務提携企業である半導体レーザ及び応用製品の企画・設計開発・製造・販売を行う株式会社QDレーザ(本社:神奈川県川崎市、以下「QDレーザ」)が開発するロービジョン向け網膜直接投影型アイウェア、『RETISSA® Display Ⅱ(レティッサ ディスプレイ ツー)』を、横浜市立盲特別支援学校をはじめとする、全14校に寄贈したことを2021年4月5日に発表しました。

寄贈の様子
(左)インタ―メスティック社 上野博史 (中央)横浜市立盲特別支援学校 長尾一 (右)株式会社QDレーザ 菅原充

  

【QDレーザとの業務提携と寄贈の目的】
Zoffでは、昨年(2020年)からメガネがマイナスをゼロにするものから、マイナスをプラスに変える存在としての価値に注目した新たなブランド戦略、“Eye Performance”を掲げ、リブランディングを推し進めています。
また、Zoff初のR&D機関、“Zoff Eye Performance Studio(以下ZEPS)”を設立。
その後、QDレーザと業務提携し、半導体レーザ技術を援用した眼鏡処方プロセス刷新への取り組み、「レーザ網膜投影」による眼鏡型弱視支援器具、次世代の眼鏡であるスマートグラスの共同開発及び商用化を開始しました。

そして20周年を迎えた今年、本格的にスタートしたSDGsアクションの中でも、弱視などの目に障がいを持つ人たちとのパートナーシップを強め、そのパフォーマンスの向上と、社会進出の支援、眼鏡型弱視支援器具の商品開発テストを目的に、横浜市立盲特別支援学校をはじめとした全14校に、RETISSA® Display Ⅱの寄贈が行われました。
このRETISSA® Display Ⅱを着用することで、視力やピントに依存せず鮮明な映像を見ることができるようになり、メガネやコンタクトレンズ等を用いずにカメラ・パソコン・タブレット・スマートフォンの映像を視聴できるようになります。
また、ロービジョンの人たちでもパソコン操作が可能となれば、職業選択の幅を広げることが期待できます。

今後も同社では、ブランド戦略“Eye Performance”を起点に、目だけではなく人間のパフォーマンスを向上させるための「新しい機能」「新しい商品」「新しいサービス」の研究・開発、及び、その社会実装を進めていくとしています。

実際に学校職員もレティッサを体験

  

【RETISSA® Display Ⅱについて】
RETISSA® Display Ⅱは、メガネに内蔵された超小型プロジェクタで装用者の網膜上に直接映像を描き出すという、レーザ網膜走査技術「VISIRIUM®テクノロジー」を採用したヘッドマウントディスプレイです。
網膜上に映像を直接投射するため、視力やピントに依存せず、結像機能に問題があっても、鮮明な映像を見ることができる製品でです。
目のピント調節機能の影響を受けにくいので、メガネやコンタクトレンズ等を用いずに、カメラ・パソコン・タブレット・スマートフォンの映像を視聴できます。
また、同製品を着用することで、ロービジョンの人たちでもPC操作が可能となれば、彼らの職業選択の幅も広がることが期待できます。

   

【関係者からのコメント】
■横浜市立盲特別支援学校 校長:長尾一氏

視覚障害教育の中では、全盲者、弱視者それぞれの見え方に合わせた、見えなくても、見えにくくても学習できるよう、様々な教材の工夫やレンズ等の使い方の指導が行われていますが、学校教育ではここまでが限界です。
弱視者の方にとって鮮明にものが認識でき、晴眼者の社会でも同じように見えることは悲願であり素晴らしいことです。
聴覚障害の人工内耳の研究に匹敵する研究として、より小型化及び高性能となるよう期待しています。

▽横浜市立盲特別支援学校HP
 https://www.edu.city.yokohama.lg.jp/school/ss/yokomou/

長尾校長

■株式会社QDレーザ 代表取締役社長:菅原充氏
文科省のGIGAスクール構想(小中学校における一人一台端末環境下での学び)がスタートするこの時期に、株式会社インターメスティック様のお力添えで RETISSA® Display Ⅱをお届けできて幸いです。
盲学校での本機器の活用は、生徒・児童の皆さんの視体験を豊富にするだけでなく、パソコンをはじめとするICT(情報通信技術)機器操作の可能性を広げることに役立つでしょう。
この機器を活用した生徒さんたちが、自立した豊かな生活を手に入れることができたらこんなに嬉しいことはありません。

■株式会社インターメスティック 代表取締役社長:上野博史氏
私たちは「うそをつくな 正直であれ 商いを学び そして社会に貢献する」という企業理念を掲げています。
QDレーザとの取り組みを通し、“見る”ということへの可能性を広げ、これまで接点のなかった皆様に新たなアプローチをさせていただくことができました。
このようなかたちで社会に貢献できる機会をいただき非常に嬉しく思います。
今回の寄贈製品については、使用した感想やご意見をお聞きし、今後より良い製品づくりに生かしてまいります。
引き続き最大限の支援を社会に向けて行ってまいります。

RETISSA® Display Ⅱ

   

【Eye Performanceとは】
Eye Performanceとは、今年20周年を迎えるZoffが新たに掲げているブランド戦略です。
これまでのメガネは、モノを見るためにピントを合わせる視力矯正器具としての役割が中心でした。
しかしZoffでは、メガネを「マイナスをゼロにするもの」から、「マイナスからプラスに変える」存在としての価値に着目。

同社ではこのブランド戦略を通して、視力矯正器具としてのメガネに留まらず、人間の可能性を拡張するツールとしてメガネの新しい価値を提示していくことで、事業モデルをアップデートし、社会や暮らしに必要とされる次世代ブランドへと生まれ変わるとしています。

またR&D機関“Zoff Eye Performance Studio”を設立し、研究・開発や社会実装を実施していくとともに、新しい価値の提示、目や生活のパフォーマンス向上を目指すとしています。

 

【株式会社QDレーザ概要】
富士通研究所のスピンオフベンチャーとして2006年に設立。
半導体レーザに関する種々のコア技術を有し、事業を展開。主要事業の一つであるレーザアイウェア事業では、(1)ロービジョン・エイド、(2)ビジョン・ヘルスケア、(3)オーギュメンテッド・ビジョン の3領域で研究開発及び製品の製造販売を行なっています。
その知見と技術を援用していく中で、Zoffと業務提携。
共同で「眼鏡処方のプロセス革命」に挑んでいます。

▽会社名:株式会社QDレーザ
▽代表取締役 :菅原充
▽URL:https://www.qdlaser.com/

  

【Zoff Eye Performance Studio概要】
既存の商品・サービスの枠を超えて、目だけではなく人間のパフォーマンスを向上させるための「新しい機能」「新しい商品」「新しいサービス」を研究・開発し社会実装することを目的に設立した、Zoff初の研究・開発機関です。
エンジニアやゲームプレイヤーなど、目を酷使する職業のパフォーマンス向上を目的としたフレーム・レンズの開発や、視力だけでなく目の疲れ度合いなど目のパフォーマンスを数値化するサービスの開発など、新たな取り組みを進めています。

▽名称:Zoff Eye Performance Studio(ゾフ アイパフォーマンス スタジオ)
▽責任者:逆井浩之(インターメスティック事業基盤本部 本部長兼任)

  

【株式会社インターメスティック 会社概要】
▽会社名:株式会社インターメスティック / Intermestic Inc.
▽所在地:東京都港区北青山3-6-1 オーク表参道6階
▽代表取締役 :上野 博史
▽URL:https://www.zoff.com/