ロスの倉庫で発見されたデットストック品の『60’S GI GLASSES』を、鯖江で蘇らせるプロジェクトがスタート!

株式会社ウーリー(代表取締役 山本友弘)は、文化資産保護を目的とした『CURTURE BANK』を始動しました。
その第1弾目のプロジェクトとして、ロサンゼルス郊外の古い倉庫で発見されたデットストックの『60’S GI GLASSES』(アメリカ軍官給品メガネ)を、日本のメガネの聖地である福井県鯖江市のメガネフレーム職人の手で蘇らせる計画を発表しました。

同社では、今年7月末頃からクラウドファンディングのCAMPFIRE(キャンプファイヤー)において、このプロジェクトのための支援を募る予定です。

この「GI GLASSES」はフロントのリムのみの状態で発見され、テンプルがないため、使用はもとよりコレクションの対象にもなりにくい状態だったそうです。(正確には、 同じ加工場の倉庫から テンプルも発見されているのですが、状態があまりも悪く、使い物にならなかったそうです)
しかしながらこの「GI GLASSES」は60年代第二次世界大戦後生産されたもので、それ以前のワイヤータイプのフレームからセルロースアセテートに変更となった、歴史的にも貴重な資料です。

 

■アメリカ軍官給品メガネ(GI GLASSES)とは?

軍用語で用いられる”GI”とは、アメリカ陸軍の兵士の俗称です。
官給品“Government Issue”の略語として用いられています。

発見されたクリアグレーのモデルは、1968年に生産が終了となっており、コレクターズアイテムとしても高い人気を誇っています。
また、当時は生産を「American Optical (アメリカンオプティカル)」、SHURON(シュロン)」、「Bausch & Lomb(ボシュロム)」、「Harlequin(ハーレクイン)」、「USS(United States Safety Service Co.)」、「Rochester Optical(ロチェスターオプティカル)」、「HALO」などといった、アメリカを代表する一流メガネフレームメーカーが担当していたことから、アメリカのメガネフレームの歴史を知る上での貴重な資料でもあります。

 

今回発見されたフロント部分の形状は、時代を感じさせるシンプルなウェリントンシェイプ。
ダイヤ型のリベットで蝶番が補強されており、形状やディテールを含めヴィンテージな雰囲気が漂いています。

とても貴重なフロントパーツなのですが、このまま放っておけば倉庫で劣化してしまい、歴史的な一次資料が失われてしまいます。
そこで『CULTURE BANK』は、メガネの聖地である鯖江でこれらを蘇らせ、重要な文化資産として次世代につなぐプロジェクトを今回スタートさせました。

テンプルは、鯖江の高い技術を持った職人により、50年前のリムに合わせて製作。
大切な一次資料(フロント部分)に復元不可能な加工を一切行わず、リムに合わせてテンプルを作る手法を採用するとしています。

またレンズは、当時の60’s GI GLASSESに入っていたカラーを忠実に再現するため、レンズカラーを視感透過率81%のヴィンテージグリーンで製作します。
フレームの雰囲気に合うように、職人の手で一つ一つ染め上げていくそうです。

同社が鯖江の職人らと何度も打ち合わせを繰り返すうちに、蝶番の板の数、板の薄さもぴったりフィットするテンプルを作るにためはそれなりの初期投資が必要になることがわか判明したそうです。
その費用を捻出するために、今回のクラウドファウンディングが企画されました。

■CULTURE BANK
 ▽Web site: https://culturebank.jp/
 ▽Instagram: https://www.instagram.com/culturebank.official/?hl=ja

クラウドファンディング「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」での、支援開始については、上記の公式サイトなどで順次発信されていきます。

 

■未来へつなぐ文化資産、『CULTURE BANK』の想い。
博物館などに収蔵される文化資産はほんの一部で、残念ながら時と共に失われていくものがほとんどです。
『CULTURE BANK』は守るべき文化資料を人の手に引き継ぐことで、失われていくものの受け皿が作れるのではないかと考えています。

文化資産保護には”愛情”が一番。
その愛情はものだけでなく、裏側にあるストーリー、歴史も合わせて次世代に語り継いでくれます。
今回の50年前の “GI GLASSES” もきっと支援者に愛され、ストーリーと合わせて未来につながっていくはずです